思えば不遇な歯の歴史【後編】

思えば不遇な歯の歴史、後編。成人から現在までを振り返る。

 

顎関節症を発症。

20代前半、親不知の抜歯の際に無理に口を開けられたことで顎関節症を発症。ちなみにここからは東京の歯科でのこと。特に噛み合わせの問題を指摘されることもなく、まだ自分の噛み合わせが異常だなんて知る由もない。

え、前歯って使うの?事件。

歯並びがめっちゃ悪いと気が付いたのは20代の半ば頃だった。当時付き合っていた彼氏に「あ~ん♡」してもらった際、前歯でクレープを噛み切れないことを突っ込まれて初めて、みんなは前歯でものを噛んでいることを知った。

いや、確かに。言われてみれば確かに。

歯で袋を開けたり、洋服のタグをちぎったりできないのは、下手くそだからだと思っていたが、どうやら歯並びのせいだということに気が付く。

え、オペってなんですの事件。

30代後半、新たな歯科に通い始めた。

虫歯の治療をしたついでに、矯正について相談すると、歯並びよりも噛み合わせに大きな問題があり、外科手術を伴う矯正が必要だろうと言われる。

歯の矯正にオペだなんて初耳。

この時初めて、前歯でものを噛みきれないのは、歯並びの問題ではなく、噛み合わせの問題(開咬)だと分かった。

この歯科では、噛み合わせを安定させるためのスプリント(マウスピース)をつくり、それを四六時中はめて、数カ月おきにすんげえ高い噛み合わせのチェックをした後、外科手術を行う矯正専門歯科を紹介された。

その矯正歯科では、あーはいはい、オペ必須だねー、費用200万円コースだねー、はいどーしますか?やりますか?やりませんか?

といった感じで、

なんだか色々アッタマきて、歯医者に行くのをやめ、スプリントも捨てた。

はーい、やりまーす(^O^)/って即答するバカがどこにいるんだよ!コノヤロウ!(アウトレイジ調)

もう気になっちゃってしょうがない。

しかしそれから、顎のことが気になっちゃって気になっちゃって。言われてみたら横顔ブスだし、言われてみたら息苦しい気もするし、どこで噛んでいいのかも分からなくなり、ネットで色々と調べてみたところ、外科的矯正が必要な人は保険で治療できることを知った。

なぜそれを教えてくれなかったんだあの歯医者は。

というわけで、自立支援医療指定の新しい矯正歯科に相談。

2017年秋、顎変形症と診断され、治療を開始する。

 

他の人がどのようにものを噛んでいるのかなんて分からないから、自分が不正咬合だということは、歯医者に指摘されるまで分からない。私の場合、30代後半になるまで分からなかった。

コンビニの数ほどある歯医者の中で、「良い歯医者」に出会えるかどうかで、歯の将来も変わってくる。