ビューティーコロシアムと顎変形症。それ、ブスではなくて疾患です!

今から15年以上前に「ビューティーコロシアム」というテレビ番組があった。

顔貌に悩む女性が、その時代に最先端と言われた美のカリスマの手によって、生まれ変わるという内容で、タレントの前でカウンセリングを行い、その後、ヘア、メイク、ファッション、エステ、そして美容整形外科のプロフェッショナルがお手伝いをするというもの。

その映像を久しぶりに観たら、劇的に変身した人のほとんどが、口元に悩みがあり、両顎のオペをしていたのだけど、どう見ても、先天性の鰓弓(さいきゅう)症候群か、顎変形症の患者だった。

見た目のせいでいじめられ、「どこの歯医者でも治療できないと言われて…」という人や、「お金が無くて治せなくて…」という人が多く、結果、引きこもりに。

「ブス」じゃなくて、疾患。だから本来なら、保険で治療できるものばかり。

でも、当時はネットも普及していなかったし、医者でさえも疾患についての知識がなかったのかもしれない。そしてビューティーコロシアムに救いを求めたのだろう。

実際に、鰓弓(さいきゅう)症候群と思われる女性は、美のカリスマに「小さい頃に顎をケガしたことはありませんか?」と聞かれて、顎を強く打ち付けたことによる後遺症のように結論付けられていた。当時国内トップレベルの美容外科医と美容歯科医の判断がそれだ。

仮に、当時すでに優秀な歯科医がいたとしても、やはり、ネットで探すという方法がなければ、近場の歯科医で診てもらって終わりだろう。優秀な歯科医に巡り合う確率はごくごく僅かだ。

私自身、噛み合わせ異常で顎のオペが必要だと言われたのが2年前、顎変形症だと診断を受けたのは、ほんの1年前。もっと早く気が付いていたら…と思うことも多々あったが、今だからこそ知ることができたのだと思う。

私の場合、虫歯の治療でたまたま訪れた近所の歯科で噛み合わせ異常を指摘される→矯正専門歯科を紹介される→サージェリーファースト(自費治療200万)での治療を提案される→1年放置→ネットで調べて保険適用になることを知る→さらにネットで調べて現在の歯科医にたどり着く。

これまでいくつもの歯科にかかったけれど、噛み合わせ異常を指摘されたのが初めてだったから、これが幸いで、全ての始まり。

最終的に、良い先生に出会えて本当に良かった。

 

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保険と費用について

 

矯正治療は長きに渡り、痛くてくじけそうになるけど、今まで全くかみ合っていなかった上下の前歯が、ちょっとぶつかるようになって、うれしくって前歯でものを噛み切ろうとしてみたり。完全に治療が終わったら、きっと人生が変わるんじゃないかという期待すらある。

が、

先日、整形大国・韓国ナンバーワンの美容整形外科医が、最高傑作だと紹介した女性が、やはり両顎のオペをしていて(重度の下顎前突)、彼女が「両顎のオペは出産と同じくらい痛いらしく、実際に本当に辛かった」と涙ながらに語っているのを聞いて、出産未経験の私は、その痛みのレベルを想像できないのだが、とりあえず、恐怖がひゃくばいに。

(まだ赤ちゃんも生んだことがないのに!!!)

とアムロ・レイのテンションで叫んだ。

しかも、「ほんの数ミリ単位で顎の位置を調整するのが普通なのに、彼女は7mmも移動させたという非常に大がかりなケース」と紹介されていたのだが、私の診断書には、下顎の移動が1cmを超える予定って書いてあったんスけど…

恐怖増し増し!!!