「矯正すると痩せる」それは多くの女子が期待する矯正の副作用だ。果たしてブラケットを着けるることで痩せるのかどうか。
答えは、痩せる。
ダイエットしたい人にとっては夢のような副作用だが、この痩せ方は決して良くない痩せ方だ。というのも、筋肉から痩せてしまうからだ。
矯正すると痩せるわけ
ブラケットを着けていることで、硬い食べものや沢山咀嚼が必要なものが食べにくくなる。歯の移動量が多い人ほど、痛みは強く、噛めなくなる。一番食べにくいのは肉だ。肉を食べる量が少なくなると真っ先に不足してくるのがたんぱく質。たんぱく質が不足すると、筋肉が落ちてしまうのは言わずもがな。
肉が食べられない分、十分なたんぱく質を摂取するために、たまご、大豆、乳製品、魚を積極的に摂る必要がある。
肉以外にも食べにくいものは沢山出てくる。繊維質のものは歯に挟まりやすい、色の濃いものは着色が気になるといった理由で避けてしまう。
このように、矯正をしていることで食べなくなるものが増え、総合的に栄養が偏りがちになるため、矯正前より痩せてしまう可能性が高くなるのである。
矯正中に太るわけ
逆に太る可能性もある。
柔らかくて食べやすいものは、糖質を沢山含むものが多いから、食べやすさ重視で食事を選ぶうちに糖質過多で太るパターンだ。
しかしこちらも、見た目は太っても筋肉は確実に痩せているということを忘れてはいけない。
成長期の子どもやアスリートが矯正を行う場合は、栄養バランスが崩れないよう、サプリメントで補ったり、調理法を工夫するなど、家族のサポートが大切だ。
あたしゃこれ以上痩せるわけにはいかない
私は食べることが大好きで、中でも肉が好きで、月に1度はシュラスコを食べに行きたいレヴェルだというのに、矯正を始めてから全くその気が起きなくなった。
コバラが減っても、歯磨きの面倒を考えると我慢してしまう。食べたいものより、食べやすいものを選ぶようになった。
元々やせっぽちで、加えて華麗にアラフォーなわけで、つまりこれ以上痩せるとみすぼらしいだけなわけで。私にとって、矯正で痩せることは夢の副作用なんかじゃない。
頬がこけると老けて見える、そして幸が薄そうに見えると、Yes高須クリニック先生が言っていたもの。
これじゃあいけないと思いつつ、今日は何を食べようか、考えているところ。